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【175号】プロフェッショナルとしての仕事

2010年5月19日 11:17

プロ野球界で活躍された偉大な人がなくなったというニュースを見ました。
島野修さんです。島野さんは神奈川・武相高からドラフト1位で1969年に巨人に入団しています。


1971年からの4年間で24試合に登板し、1勝4敗、防御率5.05で、阪急(現オリックス)に移籍。1軍での出場はなかったのであまりたくさんの方が知っているプロ野球選手ではないかもしれません。


1978年に現役を引退した後、阪急の球団職員としてご活躍されました。
どこで活躍をされたか。


チームの着ぐるみマスコット「ブレービー」、オリックスになってからは「ネッピー」の中に入り活躍されていた方なのです。日本スポーツ界のマスコットとして草分け的な存在となり、1981年から1998年までの1175試合連続出場でファンを楽しませたという方です。


島野さんは知らなくても、ネッピー、ブレービーは見たことある方が多いでしょう。試合の時、例えばホームランを打った選手のもとに駆け寄るマスコットの姿はよく目にします。島野さんはそのマスコットのぬいぐるみの中に、ずっと入って、試合に出続けていた人です。


そんな島野さんがなくなられたというニュースを見て、あらためて島野さんのプロ意識、プロとしての仕事ぶりに驚愕したのです。

  実際に、自分がマスコットの中に入れるだろうか。

私はふとそんなことを想像しました。島野さんはもともとプロ野球選手で、しかもドラフト1位で巨人に入団したほどの選手です。球団職員になるだけでも普通はプライドが許さないでしょう。さらに、球団のマスコットの中に入って、顔も見せず、ひたすら愛くるしい動きをする。それが仕事です。真夏の暑い日も、寒い日も、球団のマスコットとして仕事をする。


こんなこと、普通できるでしょうか。


私はできないかもしれないなと思いました。来る日も来る日も、マスコットとしての仕事をするという島野さんの働きぶりを想像するだけでも、プロとしての仕事ってこうだよな という熱い、強い思いを感じることができます。


仕事にはプロ意識が必要です。それは、自分がどんな仕事をするとしても、どんな立場になったとしても、同じように必要な意識です。プロフェッショナルとはまさに島野さんのような方のためにある言葉です。プライドがあるからこそできる島野さんのような仕事ぶり。


でもそれが知られたのはおそらく今回のお亡くなりになられたというニュースが流れたからということも事実としてあるわけです。


私は感じました。
もっとこうした仕事振りをしている方に光を当てるべきだと。プロとはこのような意識で、目立たなくても、その仕事にいのちをかけてやりきることです。


 マスコットとして連続試合出場をした島野さん。
 選手として試合に出続けた金本アニキ
 200本安打を打ち続けるイチロー

みな、まったく同じようにプロとしての意識と結果をだしているのです。そこに差はない。自分に与えられた仕事に全力を出し続ける。これこそが私達がやらなければならないプロとしての仕事です。そして、これこそが情熱を持ち続けることの意味です。


どんなことにも情熱を傾けられる人だけが、世の中に影響を与え、そして夢を与え続けるのです。情熱があればそれは可能です。その情熱はちょっとやそっとでは折れない、強い強い思いです。その思いがすべての原点であるという情熱の本質を私も再認識しました。


熱い思いを持っていますか。
それを持ち続けることこそが私達にとって必要
なことなのです。


(岩崎)


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