![]() 事実主義・事例主義・現場主義を貫き、過去と現在を分析し、近未来に照準を合わせ、消費者ニーズの観点から時流・動向を予測することを得意とする船井総合研究所のトップコンサルタント。独自の数理マーケティングを駆使して、規模・業種を問わず多くの企業の経営支援で成果を上げている。同社代表取締役社長に就任後は、同社の「第二創業期」を大きくリードした。近年はマーケティングをベースにした「リーダーシップ」、「人間力」、「人間性」についての大切さを説く。「トップによって会社の将来が決まる」という考えから、経営者の根底にある"人間性"の重要性に言及。会社を率いるトップ個人の考え方や行動に対しても一人の経営者としての自らの原体験に基づく示唆を行い、経営者の支援を行っている。 |
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"フォー・ユー"(For you)の精神
人が自分を大切にする気持ちと同じくらい、相手の事を大切にする。これを私は『顧客志向』と捉えています。言い換えると"フォー・ミー"(For me)をベースにした"フォー・ユー"(For you)の精神です。
お客様、株主様、従業員、家族、全ての人に対して、こうした『顧客志向』が必要とされるのです。
しかし今、かつての自分を顧みると、実家のディスカウント店を経営していた時代には「どうやって事業を支え、発展させていくか」だけを常に考えていましたし、船井総研に入社した当時は、現場で成果を上げることに精一杯で、明確な夢などありませんでした。
毎日終電近くまで働き、早朝の飛行機に飛び乗って全国を駆け回ったあの頃。1年間の休みはせいぜい15日程度でしたが、ただがむしゃらに「コンサルタントの仕事をものにしたい」という想いで働いていました。
そんな中、唯一私に明確な目標があったとしたら、それは懸命に支援させていただいたお客様から「お陰様で売上が上がりました」「社員の表情が明るくなりました」。こんな喜びの声をいただくことであり、ただそのためだけ、ただその一心で仕事をしていました。
しかし、大変だったあの時期が、私のポテンシャル(潜在的な能力)を最も向上させた時期でもあったのです。
人は自ら育つもの
経営者となった今、私が最も心力を注いでいるのは「社員のモチベーションを上げること」にほかなりません。そのために会社ができることとは、ただ彼らに対し十分な環境を整えることです。
人は"育てる"ものではなく、"育つ"ものであり、心が自発的にその方向に向かないと育ちません。微力な私にできることは、社員のモチベーションを上げ、自分で決めた方向に向かって、効率良く目標に辿り着くための手助けをすることだと思っています。
変化の目まぐるしい今の時代であるからこそ、これからはより一層「心のマーケティング」が重要視される時代となるでしょう。人はそれぞれの心の在り方によって、成長できるか否かが決まるのです。周囲で起こる全てのことは、自分の心が生み出す結果だからです。
人生におけるこうした心の在り方、その心がプラスの軌道へ向かっている事、その過程にある激しい気持ちや想いを、人は"情熱"と呼ぶのだと私は思います。





