週刊「情熱経営」 No. 66 速報!情熱経営フェスタ2009レポート~後編~

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 情熱(オモイ)を仕事(カタチ)に
 ~Our Passion makes the Future~     
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 週刊「情熱経営 」  ― No. 66 ― 2009/9/20号
   
 株式会社 船井総合研究所
 情熱経営プロジェクト 発行
 ホームページ: http://passion-web.jp/   

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9月10日、情熱経営フェスタ2009がパシフィコ横浜で開催されました。
ご参加いただいた皆様、誠にありがとうございました。

「思いに未来は共感する」

この言葉は、情熱経営フェスタ2009の最終講座で弊社岩崎よりお伝えさせ
ていただいた言葉です。

もし思いに未来は共感するものととらえられるのであれば、
今の思いをもっと大事にして、もっと表現して、もっと行動に移すべき。

行動、ACTION。

今日の情熱経営フェスタが、お客様もそして私たち自身も、次の一歩を歩
み出すきっかけになれればと思っています。

さあ明日からも仕事(ジンセイ)に情熱(ヤリガイ)を!

■  株式会社船井総合研究所 情熱経営フェスタ2009実行委員会
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┏┏  【1】成長企業・永続企業のキーワード「情熱経営」
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■情熱経営フェスタ2009レポート ~後編~

~第三講座 株式会社マザーハウス 代表取締役社長 山口絵理子氏 ~

 さて、津軽三味線の力強い音と光に、凛と張り詰めた空気の中、山口絵
理子さんの登場です。

 小学校時代のイジメ、中学校時代の非行、高校時代の壮絶女子柔道・・・
と山口さんの原点となる体験とともに、マザーハウスを立ち上げようとし
た経緯から、立上げ後も何度も何度も降りかかるトラブルや裏切り、障害
までお話しいただきました。

 細かな内容に関しては、別の機会に譲りますが、終始一貫しているのは、
どんな困難にも「諦めるつもりがまったくない」ということ。

 おそらく彼女にとっては、そこで諦めて止めてしまうことなんて思いも
よらないのでしょう。その情熱の原点は一体何なのか?彼女に触れるすべ
ての方が抱く疑問でしょう。

 最後のまとめとして、「情熱経営とはというお題なのですが・・・正直
わからないんです」と彼女は語ります。

「『なぜそんなにがんばるんですか?』と聞かれることも多いけれど、私
 は自分が情熱がある人間だとも思わないし、ただ、思うままにやってき
 ただけで」
「ただ、この仕事は生きることと同じ。自分の存在意義なんです」
「バングラデシュで生きるのにせいいっぱいな人を目の当たりにして、自
 分は何て恵まれているんだろう、と思いました。恵まれているのだから、
 そこには使命があるのだとも思います。誰かに何かをあげるとかそうい
 うことではなく、ここに生まれてきた意味をまっとうすることが大切で
 す。自分がやるべきことを一生懸命やるしかない」と。

 彼女にとって、情熱とは特別なものでも何でもなく、ただ、生きること
そのものなのでしょう。その姿はひたむきで、前向きで、人の心を打ちま
す。生きることに自然体で立ち向かっている彼女は美しい、とさえ感じま
した。

 情熱経営フェスタはどちらかというと
「夢はあるけど実現できない」
「自分の夢が何かわからない」
「役割が何かわからない」
という方に向けての「あなたにもできる」と背中を押すためのセミナーと
いえますが、何か引っかかっている人にとっては、少し羨ましいようなひ
たむきさに包まれた自然体の女性です。

 "夢を叶える人"の素晴らしいモデルケースとしての登場だったのかな、
と思いました。

~第四講座 船井総合研究所 シニアコンサルタント 岩崎剛幸~

 さて、最後の講座は、このフェスタの原点でもある"情熱"をテーマに活
動をし続けている弊社岩崎。今日も赤いネクタイが顔色を一層明るく見せ
て、自信にみちあふれています。

 まずは、情熱という言葉に至った経緯として、サン=テグジュペリの
「世界を動かすもの、それは情熱である」の下りを話した後、現在の時流
としてのシンプル消費について、またそういった時流に適応していく必要
が、経営者だけではなく、一般の社員の方にもあることをお伝えさせてい
ただきました。

 そして、今日の一番の目玉は、岩崎の入社当時の「コピー事件」でしょ
う。入社1ヶ月のころに250Pぐらいのテキストの1000部のコピーを1週間で
頼まれた。当時は今より印刷機の機能が低かったので、ソートはできなく
て1枚ずつ1000部を250回印刷し、それを1000部にソートしなければならな
い。

 3日やってもちっとも終わらないので腹が立って「コピーなんかしてる
場合じゃない。俺にコンサルティングの仕事をさせてくれ」と先輩に直談
判したそうです。その時に言われた言葉が「コピーもろくにできないやつ
に、コンサルティングの仕事なんか任せられるか」と。

 それに衝撃を受けたそうです。

 岩崎は、だったら、できる限り効率的に早くコピーをやってやろうと思
い、コピーとソート、インクの補充や紙の補充の段取りを組んでやってみ
たら、その後1日で終わったそうです。さらにはそれを999部製本し、1部
残し、250Pのテキストを読んで消化して自分のものにする時間に1日を充て
られたそうです。

 そのテキストが、今の岩崎の基盤となったマーチャンダイジング論であ
り、さらにはその2ページ目に「世界を動かすもの、それは情熱である」の
言葉が記されていた。

 その経験を通して、コピーという小さな仕事でも、創意工夫して一生懸
命やったら、見えてくる世界が変わる、と気づいた。

 「情熱が世界を変える」とは何も壮大な「世界を変えてやろう」という
ようなことでははく、「自分にとっての世界の見え方が変わる」というこ
と。

 世界を変えるのではなく、眼鏡を変えるということです。

 小さな仕事にも命を込めれば、毎日は今とは違った景色になる、という
こと。さらには、このコピーの経験が、岩崎の大きな資産になったことは
明らかでしょう。

 入社時からずっと心に暖めてこられた「情熱」とは、岩崎にとって、
「毎日を、世界を、もっとよく見つめ、自分の人生に生かしていくための
あり方」のようなものだったのかもしれません。

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 以上4人の講師の方が、それぞれのご自身の経験を元に、充実した人生を
生きるための考え方、あり方をお話くださいました。

 全ての方に共通しているのは、今の自分にはできなくても「こうなりた
い」という未来が"先に"あって、そこに向かって、今を懸命に走ってきた、
ということ。決して「それは無理」とは思わずに、「できるためにはどう
したらいいか」と考え、勉強をし、経験をし、「自分にできること」を広
げてこられた。

 結果、できることがたくさん増えて、今までできなかったこともできる
ようになった。そういうことなのかもしれません。

~最後に~

 講演後、何名かのお客様にお話を伺いましたが、「講師の方それぞれに
ストーリーがありますね」と言った方がいらっしゃいました。また「それ
が、何か仕事や生き方のベースになっているような」と。

 講師の方のみにとどまらず、全ての人にとっての人生のストーリーがあ
ります。自分にとってのストーリーは価値観になります。そして、価値観
に基づいた、腹の底からわきあがる「こうしたい」「なりたい」という未
来を見つめ、そのための今日を送ること、その際には決して素人評論家の
「どーせ無理」は聞き入れず、自分らしく走っていくことが必要です。そ
んなことを、情熱経営フェスタは伝えたかったのかもしれません。

 本日は、パシフィコ横浜に集まったお客様、講師の方、スタッフ......
みんなの心がほんの少し、もしくは大きく揺り動かされた一日になったよ
うな気がします。素敵な一日に感謝をします。

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┏┏  【2】情熱経営プロジェクトメンバーコラム
┏  - 石田 和之 -
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▼Contents1 森を見て木を見る
- 情熱経営プロジェクト 山田 洋幸 -

情熱経営プロジェクトホームページ
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 木を見て森を見ず。という言葉があります。
 些細なことに拘り過ぎて、結果、全体的なクオリティを落としてしまう。
よく見かける状態ですね。

 逆に、森を大切にしていると言いながら、木を見ない人もいます。
 しばらくは美しい森を維持できるかもしれませんが、気が付けば一本の
木が腐り、やがては取り返しがつかなくなり、森を滅ぼす。こんな状態も
少なからず見かけます。

 さて、仕事においてもこのような状況では、両方とも幸せな結末は得ら
れないものです。では、我々はどのように対処すべきなのでしょうか。

■個人が仕事で得るもの

 皆様は、例えば仕事を行う上で、その仕事の意味や意義を意識しながら
仕事に臨むことができているでしょうか。

 ルーチンワークや、やらされていると感じる仕事などでは、特に意識を
高く持ちながら仕事に臨むことは難しいように思います。効率だけを求め
るのであればルーチンワークは無心でやった方が持続力がある場合もある
でしょう。

 しかし、どんな仕事であれ、仕事をする以上何かお金以外のことも得た
い。つまり、スキルアップや自己研鑽など、何かやりがいを感じるなどの
成長に関わる部分を得られるなら、それに越したことはないと思うのです。

■その先の成長

 そこで大切になってくるのが、"細部への意識"です。
 無心でルーチンワークを行っていると、細部にまで意識が届かないこと
があります。ちょっとしたミスなども見逃しがちで、そのミスすらも想定
の範囲内として仕事が進みます。

 もちろんある程度その作業上での効率アップやスキルアップは得られま
す。多少の発見もあるでしょう。しかしある程度の経験を積み、それが日
常作業レベルにまで落ちてきたらどうでしょうか。

『それだけをすれば良い。』
『この範囲だけが自分の仕事だ。』
と考え始めてしまわないでしょうか。

 もちろんそれが必要な場面もありますが、それだけではその先の成長が
見込めない・・・。私はそのように思うのです。

■細部への意識

 私は経営コンサルティング会社でグラフィックデザインを行っています。
グラフィックを精度高く仕上げるコツは、細部にまで意識が行き渡ってい
るかにかかっていると言えます。

 どんなに素晴らしい企画で、素敵なキャッチコピーを置いて、美麗な写
真を並べても、細かな部分に意識がいっていなかったりすると、『何かは
わからないけど何かが良くないね』と評されるグラフィックに陥りがちで
す。『何かが良くない』に無理矢理理由をつけて修正を重ねると、せっか
く素晴らしかった企画もコピーも伝わらず、写真も魂が抜けたようになっ
てしまい、ろくな結果を生まないことがほとんどです。

 ちょっとした空白やちょっとした線のカーブ。要素と要素の位置関係な
ど細部にまで緊張感のあるグラフィックにすることが、限られたスペース
で精度の高いグラフィックを作り上げるコツなのです。

■ちょっとしたことで結果は大きく異なる

 ちなみに、これはその他の仕事にも言えます。
 例えば部下に仕事を任せる際にもそうです。

『このチラシを○日までによろしく。』
と伝えるのと、

『このチラシでこれだけの効果を目指したい。納期としては○日までで頑
張ってくれ。』

と伝えるのでは、上がってくる物も良くなり、そして不思議な事に、スピ
ードさえも早くなってしまうことがほとんどです。

 というのも、前者の頼み方は、具体性もなく、とりあえず頼んでいるよ
うな印象を受けます。これでは受け手は途端にルーチンワークとしてその
仕事を受け止めてしまい、期待値以上の効果は望めません。また、ゴール
が設定されていないので、どこまでやっていいかがわからず、迷うことが
多いのです。

 しかし、後者の頼み方は、部下に対する期待感や信頼感が感じられます。
すると、受け手もその事を意識し、柔軟な思考で期待に答えようとしてく
れるため、結果として良い物が自由な発想で導かれ、遠慮という名の無駄
が省かれるため、スピードまで早くなってしまうのです。

 もちろん、経験の浅い者にはある程度の仕事量を経験として積んでもら
うことも重要ですが、ある程度まで経験を積んだ者には信頼感を感じても
らうことが大きな効果に繋がるのです。

■森を見て木を見る

 木を見て森を見ず。という言葉にあるように、近視眼的に細部にのみ拘
って、大局を見失うのは大変危険なことです。しかし、森だけを見て、一
本一本の木にまで意識がいかないようでは、本当に良い結果は得られない
のではないでしょうか。

 理想は、森を見てから木を見る姿勢だと私は考えます。
 誰もが全体を理解した上で自分の役割を理解するのです。
 目指すべき全体のゴールを知り、自分の仕事を行うことが必要なのだと
思います。

 特に複数人で仕事を行う場合、そのリーダーとしての役割は、一人一人
ができるだけイキイキと働いてもらえるように努める事ではないでしょう
か。

 簡単な仕事をルーチンワークとして渡すのか、少し意識をしてその仕事
の意味を伝えるのか。ほんの少しの積み重ねで、結果は大きく別れていくの
です。

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■今回の執筆者:山田洋幸
(デザイン・クリエイティブのご相談はこちらから)
⇒ yamada@funaisoken.co.jp
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┏┏  【3】先週の情熱の言葉たちダイジェスト
┏   ~1日のモチベーションアップに、朝礼発表のネタに~
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■9月14日
「考えてばかりいないでとにかくやるべきことをやれ。
 人生とは頭で考えたり難癖をつけたりして変わるようなものではない」
(ラルフ・ワルド・エマーソン アメリカの詩人・思想家)

 考えることは大事ですが、頭で考えているだけでは何も変わることはありません。
 人生を変えるために必要なこと、それはやるべきことを実際に実行することです。

■9月15日
「どうやったら強くなれるかを考えるより先に、
 自分の信じた方法を情熱を持って継続することが大事なんじゃないかと思います」
(瀬川 晶司 棋士)

 成功者に共通する条件の一つに、諦めずに信じて継続することが挙げられます。
 ただその継続は惰性ではなく、情熱を持って取り組み続けるていること。
 成功者の努力の過程に心を打たれるのは、そこに情熱があるからなのだと思います。

■9月16日
「多くの人は皆、成功を夢見、望んでいますが、私は成功は、
 99パーセントの失敗に与えられた1パーセントだと思っています。
 開拓者精神によって自ら新しい世界に挑み、
 失敗、反省、勇気という3つの道具を繰り返して使うことによってのみ、
 最後の成功という結果に達することができると私は信じています。
(本田宗一郎 本田技研創設者)

 失敗を恐れて行動を起こさないと成功に辿りつくことはありません。
 失敗の積み重ねが成功をより近づけるのです。
 失敗したことがない人は優れた人ではありません。
 失敗を繰り返し、それを乗り越えた人こそ本当の優れた人なのです。

■9月17日
「どんなに勉強ができなくても
 どんなに喧嘩がよわくてもどこかに君の宝石があるはずだよ。
 その宝石を磨いて磨いて、魂をピカピカにしてみせてよ」
(ドラえもん)

 他人と比較して自己嫌悪。そんなことはもうやめよう。
 誰もが必ず持っている自分だけの宝石を見つけよう。
 その宝石を磨き続けることが、社会に必要とされるあなただけの役割につながるのだから。

■9月18日
「一人一人は小さくても 絆のもにとに力合わせ 
 君と僕ら 仲間だから 笑顔でいこう これからも」
 (GReeeeN「絆」作詞HIDE)

 夢の実現のためには、仲間の存在が大きな力となります。
 今の時代だからこそ失われがちなお互いを高めあう絆の力を信じたいです。

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